02/23 06:31

熱いものがこみ上げた。
「精いっぱいやったから、いいんじゃないか」スケルトンの宇佐美英樹監督の目は、潤んでいた。
男子の越和宏(ホクト産業)は、20日の試合で8位。
メダル獲得はならなかったが、越に託した初の五輪に悔いはない。
越と宇佐美監督は、ともにボブスレーで1992年アルベールビル五輪出場を目指していた。
2人とも代表に選ばれず、宇佐美監督は一線を退く。
越は日本ではだれも取り組んでいなかったスケルトンを始めた。
越に頼まれ、昨季から監督に。
中学校の教員もやめた。
マスコミとの対応、遠征の調整などで奔走。
今季は「メダル候補」と騒がれたが、越の成績が上がらず「冷や冷やものでした」。
3時間余りで、レースが終わった。
係員が慌ただしく行き交うゴール地点にいた。
「ホッとしました」。
雪が小やみになっていた。

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