02/24 15:04

ショートトラック男子500メートル。
寺尾悟選手の地元、愛知県足助町の公民館で、母親の摩里子さん(51)は24日、町民ら約200人とともに大型スクリーンのテレビ映像でレースを見守った。
寺尾選手が5位でゴールすると、満足そうな笑顔を見せ、何度もうなずいた。
「運が向けばメダルを一つでもと思っていたが、ここまでやって本人もすかっとしたと思う」。
レース後、摩里子さんは目に涙を浮かべ「帰ってきたら拍手を贈りたい」と健闘をたたえた。
公民館はこの日、寺尾選手が予選から登場するたびに歓声に包まれた。
準決勝では、寺尾選手の転倒でいったんは大きなため息に変わったが「オーノ失格。
寺尾決勝へ」のアナウンサーの声で会場は再び盛り上がった。
寺尾選手が小学4年生の時から指導しているコーチの小寺太さん(52)は決勝について「スタートで少し出遅れた。
ほかの選手にフライングがあったと思ったのでは」と指摘。
中学、高校の同級生という女性(26)も応援に駆け付け「本当に頑張った」と話した。

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