02/25 22:11

前回長野大会から種目数が10増えて78になったとはいえ、ソルトレークシティー大会は25カ国にメダルが散らばり、初めて金メダルを獲得した国も多かった。
クロアチアは、20歳のヤニツァ・コステリッツがアルペンスキー女子で金3、銀1のメダルを獲得して「雪の女王」になり、1991年に国内オリンピック委員会が設立されてから初めてメダル分布図に登場した。
長野大会まで通算で銀10、銅4でどうしても、金メダルに届かなかった中国は、スピードスケート・ショートトラック女子500、1000メートルで楊揚が優勝して悲願を達成した。
オーストラリアは、ショートトラック男子1000メートルでスティーブン・ブラッドバリーが上位陣の“衝突"でラッキーな優勝を飾り、南半球から初の冬の王者が誕生。
エストニアもスキー距離で初メダルを奪った。
強豪国では、ドイツが各種目で満遍なく活躍し、計35個のメダルは、長野大会の29を抜いて同国の冬季大会最多になった。
94年リレハンメル大会を開催したノルウェーは落ち込みが心配されたが、金メダルは11個で史上最多をマークした。
リレハンメル、長野両大会のメダル13が最多だった開催国の米国は、目標の20をはるかに上回り、34のメダルを手にした。
親子3代で五輪に出場した男子スケルトンのジム・シェイ、フィギュアスケート女子シングルのサラ・ヒューズの優勝で米国民が沸いた。

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