02/25 09:53

アイスホッケー男子決勝でカナダに力負けしたものの、米国のチェリオス主将(レッドウイングズ)は「素晴らしい試合だった。
銀メダル獲得は、大変な偉業だ」と誇らしげだった。
北米プロリーグ、NHLのスターが並ぶカナダを相手に、組織力で対抗。
先制点と1-2からの同点ゴールは、徹底した戦術のたまものだった。
第1ピリオド。
右サイドでフリーのアモンテ(ブラックホークス)が、中央からの長いパスを受けて決めた。
第2ピリオドの2点目は、パワープレーでフリーとなったラファルスキ(デビルズ)のロングシュートによるものだった。
ただ、素早い集散を繰り返してカナダに食らいついため、体力の消耗は激しかった。
ブルックス監督が「相手の方が足(走力)が残っていた」と振り返る第3ピリオドは、DFが転んで突破を許す場面もあった。
最後は力尽きたが、米国は健闘した。
「氷上の奇跡」と伝説化している1980年レークプラシッド大会優勝チームを引き合いに出されてきたが、チェリオスは「あの時はアマチュアチーム。
今回はプロ同士のレベルの高い試合を米国民に披露できた。
重責を果たした」としみじみ話した。
この日の“北米対決"も、末永く語り継がれるだろう。
80大会の監督で、復帰して今回の指揮を執ったブルックス監督は「この国には若く有能な監督が多い。
彼らに道を譲りたい」とすっきりした顔で言った。

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