● 02/18 08:12

【トリノ17日共同】フィギュアスケート女子の安藤美姫(愛知・中京大中京高)が17日、当地での練習で積極的に4回転サルコーに挑戦し、本番でのメダル獲得に強い意欲をみせた。
安藤にとって4回転は4年前に女子で初めて成功し、ギネスブックに載った「必殺技」。
夜の練習で3度挑み、1度目は転び、2度目は回転不足。
3度目は右足で降りた直後に左足も着氷したが、まずまずの感触で切り上げた。
2004年10月のスケートアメリカで転倒してからは、転倒の減点が大きい新採点での挑戦はリスクが大きいとして4回転を避けてきたが、五輪で挑むことを夢見ている。
安藤は「米国で病院に検査に行き、(骨折していた)右足小指も完治した。
今回は自信を持って4回転にトライをしたい」と話しており、フリーの冒頭に予定しているこの大技の精度を上げる練習を重ねていく。
同日午後の練習では、映画「乱」でアカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したワダエミさんが手掛けた五輪本番用の新たな衣装を初めて試した。
上に日本代表ジャージーを着ていたために、全体のデザインは分からなかったが、緑色を基調とした鮮やかな色合い。
安藤は「衣装では誰にも負けない」と話した。

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