● 02/18 11:33
【ニューヨーク17日共同】トリノ冬季五輪のメダル争いで米国勢は好調だが、米国内でのテレビ視聴率は伸び悩んでいる。
放送しているNBCは、大会後半の人気のフィギュアスケート女子で巻き返しを狙っている。
大会前半の平均視聴率は12・5%。
地元開催だった前回のソルトレークシティーの19・2%より大幅にダウン。
1988年のカルガリー以降の冬季五輪では、98年の長野大会の16・3%にも及ばず、最低の数字だ。
NBCは各日のメーン競技を、時差の関係から米国の夜のゴールデンタイムに録画で放送している。
しかし前評判の高かったアルペンスキー男子のボード・ミラーの不振に加え、生放送の臨場感に欠けることで、他局の人気番組に押され、視聴率は一向に上がらない。
NBCは2000年シドニーから12年ロンドンまでの夏季4大会と冬季3大会の五輪に、総額57億ドル(約6700億円)の巨額の放送権料を投じた。
トリノ大会だけでは6億1300万ドル(約720億円)で、米紙によると、NBCは9億ドルのCM収入を予定しているという。
視聴率がこのまま低迷すれば、収益にも影響が出るという。
頼みの綱は21日から始まるフィギュアスケート女子。
ミシェル・クワンに代わって出場のエミリー・ヒューズのインタビュー映像を再三流し、前宣伝に必死だ。
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