● 02/25 12:40
【トリノ24日共同】国際オリンピック委員会(IOC)は24日、オーストリアのスキー距離、バイアスロンの計10選手に対して行った尿採取による抜き打ちドーピング(薬物使用)検査の結果がすべて陰性だったと発表した。
しかし不正な輸血が実施された可能性もあり、規律委員会を設置して引き続き疑惑を追及する。
抜き打ち検査は18日夜に実施した。
一部の尿は直前に大量の水を摂取したことなどで薄まっており、検査は通常より大幅に時間を要した。
検査は、過去のドーピング違反で五輪への参加を禁止されているオーストリアの元コーチが再びチームに関与しているとの情報を受けて実施。
この際にイタリア警察当局がオーストリア宿舎を捜索し、輸血器具や注射器、薬品類を押収した。
10選手に対しては血液検査を行う方針で、既に一部選手から血液サンプルを採取。
警察による押収品の分析、オーストリア・オリンピック委員会による独自調査の結果などと合わせ、大会が終わった後でも規律委が総合的な判断をする。
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