｢すごく調子はいい｣浅田が本番会場で初練習

【ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ共同】ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ冬季五輪のﾌｨｷﾞｭｱｽｹｰﾄで23日(日本時間24日)にｼｮｰﾄﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ(SP)を行う女子の公式練習が21日､ﾊﾟｼﾌｨｯｸｺﾛｼｱﾑであり､本番会場での初練習に臨んだ浅田真央(中京大)は高得点への鍵を握るﾄﾘﾌﾟﾙｱｸｾﾙ(3回転半ｼﾞｬﾝﾌﾟ)に5回挑んで3回成功と､まずまずの調子だった｡

浅田は｢ｱｸｾﾙを含めて､すごく調子はいい｣と納得の内容に明るい表情｡｢初めはすごく緊張したけど､ここに来られて良かった､自分は幸せだと思えたら緊張が取れた｣と､徐々に調子を上げた練習を振り返った｡前日ﾛｼｱから到着したﾀﾁｱﾅ･ﾀﾗｿﾜ･ｺｰﾁもこの日の練習から合流した｡

20日に浅田が到着して有力選手が勢ぞろいし､決戦に向けて練習から熱気を帯びてきた｡別の組で滑った世界女王の金妍児(韓国)は流れるような2連続3回転ｼﾞｬﾝﾌﾟを跳び､前日はいまひとつだった調子を取り戻した様子｡｢きのうは氷の感触に戸惑ったが､きょうは全体的に良い練習だった｡(拠点の)ﾄﾛﾝﾄでやってきたように調整するだけ｣と平常心を強調した｡

安藤美姫(ﾄﾖﾀ自動車)は成功を目指す3回転-3回転や､2回転半-3回転の連続ｼﾞｬﾝﾌﾟを重点的に調整｡鈴木明子(邦和ｽﾎﾟｰﾂﾗﾝﾄﾞ)は本番の曲を流してﾌﾘｰの演技をﾁｪｯｸ､安定したｼﾞｬﾝﾌﾟを披露した｡

02月22日(月)09:11

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