ロシェット選手らに授与 テリー・フォックス賞
【バンクーバー共同】バンクーバー冬季五輪組織委員会は27日、障害などに立ち向かって世界に感動を与えた選手に贈るテリー・フォックス賞に、フィギュアスケート女子のジョアニー・ロシェット(カナダ)とノルディックスキー距離女子のペトラ・マジッチ(スロベニア)の2人の銅メダリストを選んだと発表した。
ロシェットは大会期間の母の急死という困難を乗り越えて3位になり、マジッチは練習中の転落であばら骨を折ったものの、痛みをおして出場したスプリント・クラシカルで銅メダルを獲得した。
この賞は、がん研究基金を募るため、がんが原因で切断した右足に義足をつけカナダ横断マラソンに挑戦したフォックス氏の「希望のマラソン」に由来する。同氏は挑戦途中で肺がんになって1981年に死去した。昨年12月に同氏の家族と組織委が賞を創設し、バンクーバー五輪に参加した全選手を対象に選考した。
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