団体追い抜き｢銀｣決勝､独に0秒02差

【ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ共同】ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ冬季五輪第16日の27日(日本時間28日)､3人1組で滑るｽﾋﾟｰﾄﾞｽｹｰﾄ女子団体追い抜きで日本が銀ﾒﾀﾞﾙを獲得した｡穂積雅子(23)田畑真紀(35)=ともにﾀﾞｲﾁ､小平奈緒(23)=相沢病院=の日本は準決勝でﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞに競り勝ったが､決勝ではﾄﾞｲﾂにわずか0秒02差で惜敗した｡最終日の28日は午後5時半(日本時間3月1日午前10時半)から閉会式を行い､17日間の祭典が閉幕する｡

日本のｽﾋﾟｰﾄﾞｽｹｰﾄ女子の2位は過去最高成績｡これまでは1992年ｱﾙﾍﾞｰﾙﾋﾞﾙ五輪1500ﾒｰﾄﾙの橋本聖子､94年ﾘﾚﾊﾝﾒﾙ五輪5000ﾒｰﾄﾙの山本宏美､98年長野五輪500ﾒｰﾄﾙの岡崎朋美(富士急)の銅ﾒﾀﾞﾙが最高だった｡

今大会､日本が獲得したﾒﾀﾞﾙはｽﾋﾟｰﾄﾞｽｹｰﾄ男子500ﾒｰﾄﾙの長島圭一郎(日本電産ｻﾝｷｮｰ)ﾌｨｷﾞｭｱｽｹｰﾄ女子の浅田真央(中京大)の銀など計5個となった｡

ﾉﾙﾃﾞｨｯｸｽｷｰ距離の女子30ｷﾛｸﾗｼｶﾙは29歳の石田正子(JR北海道)が､距離種目で男女を通じ日本勢の過去最高順位となる5位と健闘した｡夏見円(JR北海道)は31位｡ｱﾙﾍﾟﾝｽｷｰ男子回転の佐々木明(ｴﾑｼ)は18位｡ﾄﾘﾉ五輪4位の皆川賢太郎(竹村総合設備)は1回目に途中棄権した｡

金ﾒﾀﾞﾙ争いは地元ｶﾅﾀﾞが76年ｲﾝｽﾌﾞﾙｯｸ大会のｿ連(当時)､2002年ｿﾙﾄﾚｰｸｼﾃｨｰ大会のﾉﾙｳｪｰに並ぶ13個とし､最終日を残して1位を確定させた｡

02月28日(日)15:32

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