和服の母、歓喜の涙 快挙の息子に拍手
息子の快挙を見届けた瞬間、和服姿の母は両手で顔を覆った。男子フィギュアスケートの高橋大輔選手の母清登さん(60)は19日、高橋選手の出身校・倉敷翠松高校(岡山県倉敷市)で生徒や教職員らと大型スクリーンで観戦。日本人初の銅メダルが決まると拍手をし、周囲の人と喜びの握手を交わした。

演技中、何度も「頑張れ」とつぶやいた。開始直後は目をつぶり、転倒した際には残念そうな表情。しかし、次のジャンプで成功すると笑顔。見事に滑りきった姿に、涙を流した。

清登さんは「(冒頭の)4回転はとてもじゃないけど見られなかった」と振り返り「素直にうれしい。みんなの期待に応えてほしいという気持ちがあったのでほっとした」と声を弾ませた。

この日の朝食には、ショートプログラム(SP)の日と同じように、息子の分のおにぎりも作って食卓に並べた。父、祖母は、それぞれの自宅で待機。清登さんは「何色でもメダルを持って帰ってきてくれれば」と祈るように見守っていた。

入試のため学校は休みだが、体育館には約150人が集まり、日の丸や「がんばれ大輔」と書かれた手製のうちわを持って応援した。

高橋選手が高校3年のときに担任だった武部勝彦さん(52)は「大けがを乗り越えた精神力は素晴らしい。SPが終わった後に見せた、会心の笑顔を今日も見たい」と声援を送っていた。

02月19日(金)14:47

02/19・14:47満場の拍手受け、踊りきる 思わぬアクシデントでも
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