満場の拍手受け、踊りきる 思わぬアクシデントでも
【バンクーバー共同】思わぬアクシデントが待っていた。靴のひもが切れ、ぼうぜんと青ざめるフィギュア男子フリーの織田信成選手(22)。しかし、会場の温かい拍手に励まされ、喜劇王チャプリンを題材にした曲を最後まで滑りきった。

軽快なステップを踏んでいた織田選手。ジャンプを失敗した後、一瞬何が起きたか分からないように立ち尽くした。右足のスケート靴のひもが切れていた。審判にアクシデントを説明、リンクサイドのコーチの元へ戻った。

結び直し数十秒後にはリンクへ。会場からは織田選手を励ますように手拍子が自然と沸き起こった。「終わった瞬間は真っ白という感じだった」。滑りきると、ちょっとだけ苦笑いし「ありがとうございました」とつぶやいて、何度も観客に手を振り礼をした。

得点を待つ「キスアンドクライ」では、左右に座るモロゾフコーチに背中をさすられ、左脇のコーチでもある母親憲子さん(62)と握手。口を一文字に結んでじっと耐えていた。

試合後、「ショックすぎて言葉にならない。悔いが残る大会になった。感覚が変わるので、切れたひもを結んで使っていた。自分の責任です」と涙を流して話した。

02月19日(金)14:47

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