反対押し切りリンク建設 二枚看板支えた関西大
男子フィギュアスケートで銅メダルに輝いた高橋大輔と入賞した織田信成両選手は所属する関西大の屋内スケートリンクで練習を重ね、実力を伸ばした。縦60メートル、横30メートルの広さを誇る通年型の豪華施設。採算重視で反対論が強い中、建設を推進した当時の森本靖一郎理事長(現理事相談役)は19日、「反対を押し切り、やってよかった」と喜んだ。
両選手が入学して間もないころ、フィギュアスケート部やアイスホッケー部が練習していた大阪府高槻市の民間リンクが閉鎖になり、練習場の確保が切実な問題だった。
森本さんは、リンク建設が学内の予算では無理と判断。OBや学生の父母らから寄付を募り、2006年に8億円をかけて同市内の高槻キャンパスに自前のリンクを建設した。観客席や電光掲示板も備える本格的な施設だ。
全国でリンク閉鎖が相次ぐ中、時間を気にせず練習できるという最高のバックアップを得て、高橋、織田両選手はバンクーバーで花開いた。
少子化の影響で大学経営も苦しい中、関西大の知名度は一躍アップ。森本さんは「最初は二枚看板のため課外活動を支えようと必死だったが、これで学生の帰属意識も高まるでしょう」とうれしそうに話した。
02月19日(金)19:15
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