高橋｢両親に早くﾒﾀﾞﾙ｣ 3人のﾒﾀﾞﾘｽﾄが会見

【ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ共同】ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ冬季五輪でﾒﾀﾞﾙを獲得したﾌｨｷﾞｭｱｽｹｰﾄ男子の高橋大輔選手(23)=関大大学院=とｽﾋﾟｰﾄﾞｽｹｰﾄ男子500ﾒｰﾄﾙの長島圭一郎選手(27)､加藤条治選手(25)=ともに日本電産ｻﾝｷｮｰ=の3人が19日(日本時間20日)､ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰ市内で記者会見し､前夜に銅ﾒﾀﾞﾙを決めた高橋選手は｢まだ両親とは電話でも話していない｡早く日本へ戻ってﾒﾀﾞﾙを見せたい｣と一夜明けての喜びを語った｡

日本のﾌｨｷﾞｭｱ史上初の男子五輪ﾒﾀﾞﾙを獲得した高橋選手はﾌﾘｰの演技には不満が残っているそうで､喜びとともに｢悔しさが入り交じっている｣とも話した｡緊張から解放された穏やかな表情で｢こうしてﾒﾀﾞﾙを(首に)掛けて話せることがすごくうれしい｣と話し､次の目標については｢まだ世界選手権のﾀｲﾄﾙを取っていないので､そこを目指して頑張る｣と答えた｡

ｽﾋﾟｰﾄﾞで銀ﾒﾀﾞﾙの長島選手は｢取るまではﾒﾀﾞﾙがほしくてたまらなかったが､取ってみるとそんなでもない｣と言って笑わせ､銅の加藤選手は｢世界で最初に33秒台を出してみたい｣と次の目標を話した｡

高橋選手を含むﾌｨｷﾞｭｱ男子の日本勢もこの後に会見し､靴ひもが切れるｱｸｼﾃﾞﾝﾄで7位にとどまった織田信成選手(22)=関大=は｢一晩明けて悔しい気持ち｡五輪に来られたことは感謝している｡経験を生かしてもう一度五輪に行きたい｣と述べた｡8位の小塚崇彦選手(20)=ﾄﾖﾀ自動車=は高橋選手の表彰式を見て｢日の丸が揚がってすごくいいなと思った｡4年後に高橋選手のような演技をして､表彰台に立ちたい｣と話した｡

02月20日(土)17:13

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