橋本団長が五輪総括 浅田は「うれしさ半分」
バンクーバー冬季五輪で銀3、銅2のメダル5個を獲得した日本選手団の本隊が2日、成田空港着の飛行機で帰国し、橋本聖子団長(45)とメダリストが東京都内のホテルで記者会見した。橋本団長は今大会の成績について「メダル1個のトリノ五輪を4個上回り、4年間の思いを結果に表すことができた」と総括した。

メダリストも壇上に並び、フィギュアスケート女子で銀メダルの浅田真央(19)=中京大=は晴れやかな笑みを交え「うれしさ半分、悔しさ半分。次のステップと思って、またソチ五輪に向けて頑張りたい」と語った。

橋本団長は今大会で躍進が目立った韓国や中国勢について「アジア勢で同じ体格なのだから、素晴らしい競技力を見習っていきたい」と述べ、冬季競技の強化態勢の底上げを強調。大会前に掲げた1998年長野冬季五輪のメダル10個の目標には届かなかった点には「雪の種目も氷の種目もさらに強化対策が必要と実感した。やはりチームジャパンとしては金メダルがほしかった」と本音を語った。

スノーボード男子の国母和宏(東海大)の服装問題など選手の行動規範が国民的な話題となり、そり競技で失格も相次いだ問題にも触れ「残念なこともなかにはあった。一つの言動が大きな影響を与える。責任と自覚を持ってほしい」と指摘した。

03月02日(火)20:56

03/02・20:56銀は次へのステップ フィギュアの浅田
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